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伏見板金工業のよもやま話~第13回~

皆さんこんにちは!

 

茨城県那珂市を拠点に屋根・外壁・雨樋工事一式、各種板金工事を行っている

株式会社伏見板金工業、更新担当の富山です。

 

 

 

雨樋の材質比較 〜塩ビ・アルミ・ステンレス・銅の違い〜

 

 

 

雨樋の役割とは?

 

雨樋(あまどい)は、屋根に降った雨水を効率的に集め、地面や排水溝へと流すための重要な設備です。
これがなければ、外壁に雨水が伝って汚れたり、基礎部分に水が溜まって劣化を早める原因になります。

つまり、雨樋は「住まいを長持ちさせる守りの設備」なのです。
今回は、その雨樋に使われる 代表的な4つの材質 を比較してみましょう✨。


1. 塩ビ製(塩化ビニル製)

 

  • ✅ 価格が安く、手軽に設置できる

  • ✅ カラーバリエーションが豊富で外観に合わせやすい

  • ❌ 紫外線や経年劣化に弱く、10〜15年程度で交換が必要

 

塩ビ製は、最も一般的で普及率の高い雨樋です。

コスト面では非常に優秀ですが、耐久性では金属製に劣るため「定期的な交換を前提」とした選択になります。


2. アルミ製

 

  • ✅ 軽量で錆びにくい

  • ✅ 耐久性は塩ビよりも優れている

  • ❌ 強風などで変形しやすい

 

アルミ製は「軽さ」と「錆びにくさ」が魅力。海沿いの地域など、塩害が気になる場所でも比較的安心です。


ただし強度はステンレスや銅には劣るため、長期的な強風や積雪が多い地域では注意が必要です。


3. ステンレス製

 

  • ✅ 非常に耐久性が高い(20〜30年持つことも)

  • ✅ 錆びに強く、メンテナンス頻度が少ない

  • ❌ コストが高い

 

ステンレス製は「長持ちさせたい」という方に最適。特に積雪地域や強風地域でも耐えられる頑丈さがあります。


導入コストは高めですが、メンテナンスや交換の頻度を考えると、結果的にコストパフォーマンスが良い選択肢になることもあります。


4. 銅製

 

  • ✅ 耐久性が抜群で半世紀以上も使用可能

  • ✅ 経年変化により「緑青」と呼ばれる美しい風合いが出る

  • ❌ 材料費が高額

 

銅製は高級感があり、寺社仏閣や高級住宅でよく使われます。
時間が経つと青緑色の「緑青」が現れ、建物に重厚感と趣を与えてくれるのも魅力です。耐久性も非常に高く、メンテナンスの手間も少なめ。


ただしコストは他の材質に比べて圧倒的に高いのがネックです。


材質ごとの比較まとめ

 

材質 耐久性 コスト メンテナンス性 特徴
塩ビ製 ★★☆☆☆ ★★★★★ 頻繁に必要 安価で普及率No.1
アルミ製 ★★★☆☆ ★★★★☆ 普通 軽くて錆びに強い
ステンレス ★★★★☆ ★★☆☆☆ 少なめ 頑丈で長持ち
銅製 ★★★★★ ★☆☆☆☆ 少なめ 高級感と風合い

✅ まとめ

 

雨樋は普段目立ちませんが、実は住まいを守る重要な設備。
「コストを重視するか」「長寿命を重視するか」「デザイン性を重視するか」で、選ぶ材質が変わってきます。


リフォームや新築時には、地域の気候条件やライフスタイルに合わせて検討することが大切です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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